スタジオ コンテナ

愛媛県松山市に建ったフォトスタジオの紹介

 ここで紹介するのは写真家のスタジオで、上はその模型です。私が作って、建て主写真家があとから撮ってくださいました。

 何とか飛行機に持ち込めるギリギリのサイズの箱に入れて、水野さんの前で開いて組み立てるととても喜んでくださいました。

「ちょっと気持ち震えた」という言葉とともに。

  写真家「水野さん」は、写真オリンピック日本代表など、世界に広く知られるほど活躍をされています。

 中途半端に紹介したくありませんが、ただ、私の長男夫婦の記念写真に松山から招いたことで、その人柄を含めてファンになっていることが伝わりますでしょうか。

 上の写真はスタジオ内部で、建物中央に6メートル角、高さ最大9メートルの吹き抜けがあります。

 その吹き抜け上部に、スチールメッシュ床のキャットウォークを設けました。ここから花びらを撒くことがあるとは思いませんが、訪れる人に与えるインパクトはとても大きいでしょう。

 何より、自分が一番わくわくしました。

 

 キャットウォークを含めて、日常では見られない場所づくりに注力しました。多角的な採光と、場面に応じてシャッターや遮光ブラインドなども使えるように配しました。

 

 コンテナは安い工法だろう、という一般通念を覆し得たと自負しています。

 

 次にちょっとおまけを。

 3つの写真はスタジオとは無関係で、コンテナを使ったモヂュール建物について考えた途中のものです。特に右端はとても小規模なカフェ案で、いつか実現したいのでどなたか名乗りをあげてください。

 小さくないけれど、必ずしも大きくないコンテナ集合体の中に、もし、豊かな場所が生まれていたらいいな、と思います。